マスカットが香る南米ボリビアのお酒「シンガニ」とは
南米ボリビアの蒸溜酒「シンガニ」をご存知ですか? シンガニとはマスカット・オブ・アレキサンドリアを原料としたお酒で、華やかでフルーティーな香りが特徴です。このシンガニを使ったボリビア生まれのカクテルが「チュフライ」。炭酸飲料で割り、ライムを添えた爽やかな味わいが地元民にも愛されています。
アンデス山脈鉄道が「チュフライ」誕生のカギ?
チュフライ誕生の起源は19世紀初頭にアンデス山脈に鉄道をひくためにやってきたアメリカとイギリスの技術者にあると考えられています。当時、ジンをジンジャーエールで割ったジンバックが技術者たちの定番でしたが、ジンの代用にシンガニを使ったところ、その華やかなで爽やかな甘さが人気を呼び一躍人気カクテルとなりました。今ではジンジャーエールではなく、セブンアップやスプライトなどの炭酸飲料で割るのが定番となっています。